わたしが三度も経験した「痛風」その原因と症状と治療法と予防方法

A Fat Man Gout on Foot illustration

わたしは過去三度、痛風になっています。

「痛風」は、尿酸が、関節の中で固まって結晶になり、起こる関節炎です。
この症状は、突然起こります。
その3度の貴重な体験を元に、その痛みと治療方法をお伝えします。

1.その原因

痛風の直接の原因は、血液中の老廃物のひとつである「尿酸」です。
尿酸が一定量以上に増えると、その結晶が関節部分にたまって、やがて炎症と痛みを引き起こすのです。
いままで、痛風の主な原因は食生活と考えられていました。
ただし、最近は、血中尿酸値は、遺伝の影響がはるかに大きい可能性が示唆されています。
太ってる人、痩せてる人、関係ありません。
わたしは、身長が173cm、体重が64kgですが、3度も痛風になっています。
当然、尿酸値が高く、発病しやすいのです。
もちろん食生活も乱れていますが。。。

痛風の原因に挙げられることが多い「プリン体」ですが、痛風との因果関係に誤解が多いです。

つまり、プリン体は、細胞の核酸を構成する物質です。
新しい細胞をつくるときに、欠かすことができず、ほとんどが、食品からとるのではなく、体内で合成されるのです。
そして体内で代謝され、尿酸となります。

ただし、プリン体を多く含む食物を毎日大量にとっていると、確実に尿酸値は上がります。
毎日ビールを大量にのみ、毎日牛レバーを食べ続けると、「痛風」につながるでしょう。
大切なのは、毎日の普通の食事における食べすぎや飲みすぎなのです。

2.その症状(初期症状)

「痛風」は風が吹いただけで、痛みが発生するといわれています。
これは、病名の由来となっています。

わたしが、最初に発病したときは、朝、目覚めたときでした。

足の指先が異常に痛いのです。
たぶん、寝ている間に足をどこかにぶつけたのだろうと思い、痛みをこらえながら、整形外科に行きました。
そこで、レントゲンを撮り、骨に異常が無いので、「痛風」ではないのかと診断されました。
あわてて、内科に行き、血液検査・尿検査をおこない、「痛風」と判明しました。
わたしの場合、右足の親指が腫れて、痛みで靴も履けないほどでした。

痛みが起こる場所は、足の親指の付け根が最も多く、全体の約7割を占めているようです。
そのほか、足首、くるぶし、ひざ、耳などにも発生します。

突然の激痛におそわれることが多いのですが、人によっては軽い関節痛程度のこともあります。
わたしはいつも、1週間程度で痛みが治まります。

3.治療方法

発症するといつも、尿酸値を下げる薬と、痛み止めを処方され、飲んでいます。
わたしの場合、あとは、普段の生活に気をつけていれば治ります。
ただし、将来的に、腎臓に溜まると腎障害を引き起こし、尿路や膀胱に溜まると尿路結石を起こします。
尿路結石は、実は1度経験しており、とっても痛いです。
また、高血圧や肥満・脂質異常症・糖尿病など、多くの生活習慣病を併発しやすいことがわかっています。

4.予防方法

健康診断で、尿酸値が高いと言われたら、早めに予防策を講じておくことが大切です。
ちなみに、尿酸値が7mg/dl以上を「高尿酸血症」といいます。
わたしの値は、現在9.2mg/dlです。
これでも、毎日尿酸値を下げる薬を飲んでいるのですが。
「痛風」になったときは、10.0mgを越しています。
ただし、これも人によりけりで、値が高くても「痛風」になりにくい人はいるようです。
普段の予防方法は、食事に注意するしかありません。
あとは、ストレスをためない、軽い運動といったところでしょうか。
牛乳は、最初の病院で、あなたの年齢(60歳)で牛乳を飲み過ぎると、カルシウムの固まりが出来て、尿管結石になりやすいと言われました。
信憑性は、定かではありません。

ちなみに、プリン体を多く含む食品は、下記です。
レバー類(鶏、豚、牛)、白子、アンコウの肝、魚の干物類、イワシ、カツオ、干しシイタケなど。
あとは喫煙は、当然だめのようです。
ビールは、多少なら良いそうです。

わたしの仲間内で、「風の会」という交流会を作り、不定期ですが飲み会を開いています。
この仲間に入るには、痛風持ちでなくてはいけません。
また、この飲み会は、より痛風を悪化させる危険があります。
この条件をすべてクリアした仲間達の集まりです。
ここには、「痛風」の達人がいて、ビールを飲んでいる最中に、足の指がうずくそうです。
つまり、予兆がわかるそうです。
とても楽しく語り合っています。
ただし、飲み会の後は、必ず数名が再発しているようです。
本当に危険な集まりですね!

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